www.aimaye.com
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
1つの”色”で世界が変わる可能性。ノモス グラスヒュッテのケミストリー
1990年創業と比較的新しいブランドながら、ドイツ工作連盟とその流れを汲むバウハウスの理念を色濃く反映したデザインは、ロレックス コピー 代引き世界でも認められることなり、これまでに120以上の賞を受賞しているノモス グラスヒュッテ。2015年-2016年の売上高は軒並み他の時計ブランドが苦戦する中で、アメリカ、イギリス、中国を中心に前年比125%近くを達成するなど、業績面での伸長も著しい。日本でも、その独特のミニマルなデザインに惹かれたセンスのいい人々の心をつかみ始めて、静かなブームになりそうな気配をはらんでいる。
そのデザイン性だけでなく、2005年には自社開発製造の自動巻ムーブメントを発表、2014年には、機械式時計の心臓部でもある脱進機をも開発・製造に成功し、翌2015年には、超薄型ながらリーズナブルという自動巻時計を実現するムーブメントDUW3001を発表するなど、自社の長所を支える技術開発にも力を入れているあたりが、ドイツの時計産業の中心地、グラスヒュッテの名前を冠するに相応しい技術開発力も兼ね備えている。そんなノモス グラスヒュッテの新作は、数々のデザイン賞を受賞してきた実績にたがわず、ミニマルさと大胆さの絶妙なバランスを保ったコレクションが登場してきた。
注目したいのはこれまで中心コレクションの一翼を担ってきた「クラブ シリーズ」の充実とリニューアルだろう。「バイリンガルダイヤル」と銘打った、ローマ数字とアラビア数字の組み合わせによるこれまでの特徴的な時刻表示をより際立たせるために、6時位置のスモールセコンドの秒針の色を「フレッシュなオレンジ」に変えてきたことだ。わずかな変更のように思えるかもしれないが、このオレンジの秒針が文字盤それぞれの色と組み合わさったとき、いい意味での「劇的な化学変化」が起きる。
これまでのノモス グラスヒュッテの特徴としてドイツらしい幾何学的な文字盤のデザインは確かに目を引いていたのだが、文字盤の「色」自体はどちらかというと「おとなしい」配色のイメージが強かった。しかし、この秒針のオレンジが絶妙な差し色となって、「ノモスらしさ」を維持したまま、パステル調のスカイブルーやシグナルレッドとのコンビネーションを可能にしたばかりか、これまでのホワイトやブラックの定番色まで、一気に多彩な表情を手にすることになったのだ。
【写真左】アホイ ネオマティック サイレーンレッド Ref.AH130011SR2 価格 ¥486,000(税込)
【写真右】アホイ ネオマティック サイレーンブルー Ref.AH130011SB2 価格 ¥486,000(税込)
さらに、その表情に、より「個性」を持たせるサービスも展開予定だという。ドイツでは時計の裏蓋にメッセージを刻印する文化があるそうだが、そのサービスを日本でも2017年の6月以降、順次、提供を開始するとのことだ。一見、どこのブランドでもやっているサービスのように感じる向きもあるかもしれないが、このデザイン性に沿った中で刻まれるメッセージは、普通の言葉や意匠であっても「ノモスらしいハイセンス」なデザインの一部になることを考えると、この価格帯では非常にコストパフォーマンスに優れたサービスといえるだろう。
聞くところによると、男性自身の購入だけでなく、女性が男性へ贈るプレゼントとして選ばれることも多いというノモス グラスヒュッテの質実ともに揃ったコレクションにはこれからも動向を注視したいと思わせる可能性に満ちたブランドである。